| 良い食品処 さとなか 「自分も“消費者”なんだという立場でやっています。」
『良い食品処さとなか』の里仲です。
さとなかは自分で食べたいと思うもの、納得のいくものを揃えるお店です。
きっかけは書籍「食品を見わける」(磯部晶策氏・岩波新書)を読んだ事から。
そこから当たり前の“安心”と“安全”を目指す『良い食品づくりの会』と出逢いました。
この会は付加価値の高い商品をPBとして販売するという会では無く、良い食品というものについて考え学ぶ場でした。
これがとても勉強になり、店のあり方そのものに対する考え方も、以前は流通の中間経由地という認識だったのですが、
消費者に良いものを届けるフィルターだと考えるようになりました。 自分たちは色んな情報を手に入れられる立場にあり、消費者が勉強しきれない分を勉強して、良いものを揃え、伝えて
行く事ができます。 会員店しか扱えないというものではなく、どこでも売っているものなので“ここでしか買えない”というような付加価値は
ありませんが私達が自信を持ってお客様に薦められる商品が揃っています。 もちろん、商品は会のものだけではなく、自分で商品を探し出したものも多く、原材料を見、実際に食べてみて消費者の
立場に立って決めています。
正直言って、そんなに儲けがあるわけではありません。
原料や製法にこだわる分、値段も高くなってしまいます。
しかし、だからこそ出来るだけ多くの人たちに商品の安心や安全、おいしさを伝えるとともに、その商品の背景にある製造者の思いやその土地の情報なども届けていきたいのです。
そしてその多くの人たちとの間に生まれる交流こそが商品だけではない価値を持っていると思っています。
実店舗では店舗内を改装し、喫茶コーナーを作りました。
コーヒー一杯の価格を200円とし、また2階を集会所とすることで様々な人が利用する場となっています。
こういったところでも人との交流を大事に考えているのです。
自分の殻を捨てることが出来ると世界は広がります。
酒屋だからといって酒業界ばかりではなく、いろんな業種の人と接する事も良い刺激になりますし、新しいアイデアも浮かびます。
これからはインターネットを利用した形で後進の育成も視野に次世代を担う若者と共に新しい商業集積の構築を目指していきます。
物の見方や思いを受け継ぐ人達が集まり、拡げていけたら楽しい。
そんな風に思っています。 |